LeBron James.
— NBA (@NBA) 2020年1月10日
Luka Doncic.
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レイカーズ vs マーベリックス
2019−2020年シーズンで30得点を超えるトリプルダブルの試合を量産しているルカ・ドンチッチ選手。NBAでも10年に1度の逸材とされマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントと比べられるほどのパフォーマンスを見せています。ルカ選手は若干20歳でスロベニア出身。2018−2019年シーズンにNBAデビューを果たし新人王も獲得。前シーズンはルーキーとして注目されていたルカ選手ですが、2年目に入りすでにマーベリックスの司令塔としてチームを引っ張っています。
現役NBA最高峰はやはり、キング レブロン・ジェームズ選手。AP通信により2010年代を代表する男性アスリートにも選ばれました。1月9日に発表されたNBAオールスターファン投票では、レブロン・ジェームズ選手がウェスタン1位、2年目のルカ・ドンチッチ選手が2位でした。
新世代のNBAを担うルカ選手とNBAの最高峰に君臨するジェームズ選手が1月11日に直接対決。ウェスタン1位のレイカーズとウェスタン6位のマーベリックスの試合はマーベリックスのホームで行われました。
レイカーズはインサイドの要であるアンソニー・デイビス選手が怪我の検査の為に欠場。マーベリックスも得点源であるポルジンギス選手が欠場。両者ビックマン不在の中での試合になりましたが、ルカ選手とレブロン選手の対決に注目が集まりました。
試合は終始レイカーズペースで進み、得点差を開けてレイカーズがマブスを下しましたが、ルカ選手のバスケIQの高さと得点力は目をひきました。
スターティング ラインナップ
ロサンゼルス・レイカーズ
- エイブリー・ブラッドリー (G)
- ダニー・グリーン (G)
- レブロン・ジェームズ (F)
- カイル・クーズマ (F)
- ジャベール・マギー (C)
ダラス・マーベリックス
- ルカ・ドンチッチ (G)
- デロン・ライト (G)
- ティム・ハーダウェイJr. (F)
- ドリアン・フィニースミス (F)
- ドワイト・パウエル (C)
試合内容+ハイライト
レイカーズはアンソニー・デイビス選手が前節で腰を強打、大きい怪我につながる事を防ぐために欠場させ替わりに移籍の噂も出ているカイル・クーズマ選手がスタメン出場いたしました。
レイカーズは第1Qからよく走っており、ファーストブレイクでの得点で少しずつマブスを苦しめます。マブスはルカ選手を起点としたオフェンスでアウトサイドからの得点が多く見られました。ベンチメンバーのセス・カリー選手と長身のボバン選手が交代で出場している時間帯は、中と外がうまく機能し得点を挙げていました。
ファーストブレイクや早い展開から得点を重ねていたレイカーズが前半を優位にすすめ79-58でリードし後半に入ります。
後半に入ってからもルカ選手は厳しいマークでディフェンスされます。容易にシュートを打たしてもらえないので、ファールをもらってフリースローの展開が多かったルカ選手ですが、フリースローもいつもより決まらず、自分へのイライラからユニフォームを破る場面がありました。
Luka Doncic got frustrated after a missed free throw, so he ripped his jersey pic.twitter.com/hcMqVkpe6l
— Dime (@DimeUPROXX) 2020年1月11日
レブロン・ジェームズ選手は、落ち着いたプレーを試合通して披露してくれました。ミスマッチで相手ディフェンダーが小さい時は、1on1からインサイドで得点。相手がダブルチームで対応すればキックアウトからアシストでチームメイトの得点を演出。17年目になるシーズンで、経験と勝負強さをみてデイビス選手のいないレイカーズを支えていました。
第4Qに入るとマブスの監督が審判の判断に不服し抗議をすると、2つ目のテクニカルファールが吹かれて退場する場面もありましたが、終盤でルカ選手からのアシストでハーダウェイ選手が3Pを決めレイカーズを10点差まで追い上げます。
10点に追いつかれたレイカーズはすかさずタイムアウトを取り、ファールトラブルで満足にプレーできていなかった、ハワード選手とマギー選手に替えてベテラン ダドリー選手を投入。
ベテランの投入がうまく働き、ディフェンス面で良い動きを見てたダドリー選手が相手のオフェンスのリズムを崩しレイカーズが再び得点差を広げて結果129-114でマブスを下しました。
Lakers vs Mavericks Full Game Highlights! January 10, 2020 NBA Season
リーディング スタッツ
得点
- レブロン・ジェームズ 35
- ルカ・ドンチッチ 25
リバウンド
- レブロン・ジェームズ 16
- ルカ・ドンチッチ 10
アシスト
- レブロン・ジェームズ 7
- ルカ・ドンチッチ 7
まとめ
レイカーズはこの勝利で7連勝目となり、アンソニー・デイビス選手不在でも勝てる強さを見せてくれました。
この試合は、クーズマ選手の調子がよく彼のフィニッシュ力の高さが見られる試合となりました。ディフェンスが問題視される事が多いクーズマ選手ですが得点能力はリーグでも屈指のものを持っていると感じます。クーズマ選手の望むトレードのオファーがあれば、レイカーズは放出する予定なのでトレードのデッドラインである2月6日までにオファーがあるかどうかで残留が決まりそうです。
ここ数試合では、得点を量産しておりレイカーズにとっても必要な選手だと感じるのでこのまま残留する可能性も高くなっていると思います。
マブスはポルジンギス選手の欠場もありいつもよりも攻撃のレパートリーが少なく感じました。ルカ選手だけではやはり厳しいマークがあり得点の伸び悩みが気になりました。
インサイドが強いレイカーズを相手にポルジンギス選手抜きではマブスのディフェンスで対応しきれていないように感じられたので、この組み合わせではレイカーズの方が有利だといえます。
OP(プレーオフ)であたれば、かなり面白い対決になると思うので、シーズン折り返してからもこの2チームには注目していきたいです。