ウィザーズがネッツを撃破
ブラッドリー・ビール選手が強烈な得点力で2試合連続53得点以上を記録し、ウォルト・チェンバレン、ジェームズ・ハーデン選手に次ぐ3人目の偉業を達成するもチームは2連敗。プレーオフ進出圏内に上がるために、なんとしても勝利が欲しかったウィザーズがホーム3連戦の最後に勝利を挙げました!
ホームにネッツを迎えた2月26日(現地時間)の試合、ネッツはカイリー・アービング選手不在で臨む事になりました。アービング選手は痛めていた肩を2月中旬に負傷し2019−20シーズンの残りを欠場することが報告されています。ネッツは2019オフシーズンでアービング選手とデュラント選手を獲得して強力なラインナップを揃えましたが、両選手2020シーズンでの復帰は見込まれません。プレーオフに進出しても出場しないと予想され、次の2020−21シーズンに2人共万全で挑める様に調整していくと予想されます。
それでも、ネッツにはアウトサイドにシューターのハリス選手とポイントガードながら得点力のあるディンウィディー選手、インサイドには長身のアレン選手が陣取りイースタン7位にランクインするチーム力があります。
ウィザーズにとっては上位との対決になりましたが、持ち味のオフェンス力がでて接戦をものにしていました。
スターティング ラインナップ
ブルックリン・ネッツ
- スペンサー・ディンウィンディー(G)
- キャリス・ルバート(G)
- ジョー・ハリス(F)
- トーリアン・プリンス(F)
- ジャレット・アレン(C)
ワシントン・ウィザーズ
- ジャバズ・ネイピアー(G)
- ブラッドリー・ビール(G)
- イザック・ボンガ(F)
- 八村 塁(F)
- イアン・マヒンミ(C)
試合内容+ハイライト
第1クォーターは八村選手の連続3pで始まりました。シュートタッチが良さそうで、ミドルレンジのスクープショットも成功された後、ディフェンスでも頑張りを見せていました。
ベルターンス選手やビール選手、イシュ選手もアウトサイドのシュートが入って31−17とネッツを大きく離して第1クォーターを終えます。
第2クォーターからネッツもルバート選手とハリス選手の突破から反撃を見せます。インサイドでもジョーダン選手とアレン選手がリバウンドとリムをしっかり守っていたので、ウィザーズはなかなかリング付近で得点できませんでした。
インサイドは抑えられている印象でしたが、ウィザーズのアウトサイドは高い確率で決まっていました。ベルターンス選手のクイックスリーはネッツを困らせていたと感じます。ハーフタイムに入る前には八村選手の連続得点もあり、ウィザーズもネッツに食らいつきリードを守りました。47−6013点ウィサーズがリードして後半に入ります。
後半に入ってからのウィザーズはネッツのゾーンディフェンスに苦しめられました。ディフェンスの位置が高いゾーンでベルターンス選手の3pも対応されたゾーンでした。得点が伸びなかったウィザーズは徐々に点差を縮められます。
ネッツは浮き足立っているウィザーズを攻め、中と外の両方から得点をあげていました。第3Qの最後にはディンウィンディー選手が3p決めて逆転に成功します。
最終クォーターはお互い譲らない展開で点差は広がらず時間だけが過ぎていました。ビール選手のオフェンス力にはいつも驚かされます。得点がほしい場面で必ずシュートを決めてくれる頼もしさ、第4Qのクラッチタイムに入って17得点。第3Qまでの合計得点より、第4Qだけで上回る勝負強さを見せました。
試合の最後にはビール選手に3人の選手が集まるほどネッツに警戒されたビール選手は、味方選手を信じて勝利のかかるシュートをジェローム選手に託します。ジェローム選手も若手ながら逆転の3pを沈めてウィザーズに勝利を引き寄せました。
結果106−110でウィザーズが勝利しました。八村選手は17得点、4リバウンド。ビール選手は30得点、5リバウンド、5アシスト。ウィザーズは喉から手が出るほど欲しかった勝利をやっと手にしたのでここから勢いに乗り連勝を狙ってほしいです。これから4試合アウェイが続くロードに入り、厳しい試合が続きますがシーズン終盤は、プレーオフを目指してチーム一丸で臨んでいくでしょう。八村選手の新人王争いからも目が離せません。
(ハイライト)
Brooklyn Nets vs Washington Wizards - Full Game Highlights | February 1, 2020
スタッツリーダー
得点
- キャリス・ルバート 34
- ブラッドリー・ビール 30
リバウンド
- ディアンドレ・ジョーダン 16
- トーマス・ブライアント 7
アシスト
- キャリス・ルバート 7
- ジャバズ・ネイピアー 5